今帰って来ました。
まだ自分の結果すらも見てない俺が酔った勢いで今回のみんなの日記最終回を大胆予想。
読み直したらあらためて訂正入れて謝る新企画。
長くなりすぎたのでたたむ。てか何をしているんだよ俺は。マジで。
・ロジュ
…全身を襲う痛みにロジュは意識をとりもどし、うっすらと目を開けた。
自分の落ちた地面の細い裂け目から青い空が見える。
体を起こそうとして、ロジュは顔をしかめた。
足を痛めてしまったのだろうか。立ち上がることができない。
とそのとき、裂け目からふと影が差し込み、ロジュの名を呼んだ。
聞き覚えのある声…ジャファルだ。
ジャファルは裂け目からこちらをのぞきこみ、もう一度彼女の名を呼ぶと
軽い身のこなしで穴の中へと飛び込んできた。
「ジャファル!」
「大丈夫だったかロジュ」
久しぶりに見るパートナーの姿に、思わずロジュの目からポロポロと涙がこぼれおちた。
「今まで、どうしてたんだ。ロジュ、ジャファルが目、覚まさないかと思って…」
「大丈夫だ」
ロジュの体を引き起こし、そばの壁に背をもたせるように座らせると
ジャファルは彼女に背を向けその場にすっくと立ち上がった。
「今まで私は『怨念』にとらわれていたのだ…そう、お化けの作り出した怨念に」
「…お化け?」
聞き返したロジュの顔がはっ、と強張った。
振り返ったジャファルは、何かすっぱいものを食べたときのような、
顔のパーツを真ん中に寄せた奇妙な表情を浮かべていた。
そして突然、彼はゴリラのように自分の胸を叩く動作を繰り返し、叫び始めた。
「お化けの救急車~」
「…ジャファル!? どうしたんだ!」
ロジュの呼びかけにも応えず、ジャファルは髪を振り乱しながら
奇妙な節回しでその歌と踊るような動作を繰り返した。
「おばけの救急車~、おーばけの、きゅーきゅーしゃっ」
「ロジュ! ジャファル!」
不意に上から声がした。見上げるとそこには、ワンダラーズの見慣れた面々の顔があった。
「みんな!」
自分の身を案じて、引き返して来てくれたのか。
次々と穴の中に飛び込んでくる仲間たち。しかし、それでもジャファルはその
奇妙な踊りをやめようとしなかった。
「おい、ジャファル…何やってんだ? どうしちまったんだよ…」
仲間の一人がジャファルの肩を叩き、ふと動きを止めた。
やがて振り返ったその顔に浮かんだ表情は、ジャファルのものとそっくりだった。
「お化けの救急車~!」
そして彼もまたジャファルと同じ動作で踊りはじめた。
いや、彼だけではない。 仲間全てがそのとき同じ顔、同じ動作でいっせいに叫びだした。
「お~ばけのっ、きゅ~きゅ~しゃっ!」
「みんなぁっ」
ロジュの声は、全員の大合唱にかき消された。
まずい、ここから逃げなくては。
ロジュは足の激痛に歯を食いしばりながらどうにか壁に手をつき、その場に立ち上がった。
そのとき、彼女はふと気づいた。
自分がジャファルやみんなと同じ表情になっていることに。
「お化けの救急車ー!」
ありったけの声で彼女は叫んだ。
不思議とそれだけで足の痛みは霧散していくようだった。
「おーばけのきゅ~きゅ~しゃ!」
みなの輪に加わり、その中心でロジュは踊り始めた。
誰もが変顔を作ったその中に満足げな笑みを浮かべていた。
地上から穴の底へ一陣の風が吹き込み、また吹き上がっていった。
やがてそれは島のすみずみまで、そして黄金に輝く
はるか地平線のかなたまで駆け抜けていくのだろう。
季節は、春。 大地は世界の遠い果てまで、青々と輝きわたる。
永遠に―――永遠に。
~ご愛読ありがとうございました~
http://blog21.fc2.com/g/gosh/file/00_obakenokyukyusha.html
・ドラジェ
AKIRAの鉄男っぽくなるんじゃないかなあ。最後。
「ガンリュウーッ」とか言って。
ちなみに雁竜は金田じゃなくてカオリ役。
・レーラァ
黄金のマスク編へ突入。
アシュラマンが蜘蛛の化身とかいう裏設定はどうなったの?
とかゆでに突っ込みを入れるような大人にはなっちゃ駄目だぞ。
俺との約束だ!
・ユ・ア
なんか脱皮して、中から美少女が出てくると思う。
次期からは「MOE☆MOE ゆあたん」がはじまるよ!
お楽しみに!
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